イースターの楽しみHot Cross Buns

イギリスやオーストラリアではおなじみの、イースターに食べるHot cross buns(ホットクロスバンズ)をご存じだろうか。

イースターが近づく時期になると、スーパーではやたらにコレを推してくる。十字に印しの入った照りのある表面とシナモンの良い香り。基本の味はミックススパイスとレーズンの入った甘いパンだ。

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Photo by instagram Albion

イギリスでは6~8個が一緒の袋に入って売られており、見た目は日本の「レーズンパン」。ただ日本のそれよりちょっと重めで中身はしっとり、食べ応えがあるのが特徴だ。これを横半分に切り、厚めのバターをはさんでいただく。トースターで焼いても香ばしくてナイス。

しかしなぜイースター?と疑問に思ったので調べてみた。

ホットクロスバンズはもともとイースターのグッドフライデーに食べられたパンで、由来には色々な説がある。14世紀にセントアルバン教会の牧師がキリストの十字を描いたパンを貧しい人々に配ったという説をはじめ、このパンをキッチンに吊るしておくと火事にならない、パンがうまく作れるなどおもしろい言い伝えもある。

またイギリスEssexにあるこちらのパブ「The Bell Inn」では、1906年から毎年1個づつホットクロスバンズを天井から吊るす習慣を続けている歴史あるパブ。

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このパブでは今でもグッドフライデーにはお客にホットクロスバンズを配る。

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それにしても100年前のパンがいったいどうなっているのか。怖いもの見たさでいつか訪ねてみたいパブのひとつだ。

The Bell inはこちら

 

そんなホットクロスバンズ。はっきり言って定番のレーズンは1年中出回っているのだが、イースターの行事が始まる時期には、いろいろなアレンジがお目見えする。私はちょいちょいコレを試してみるのが密かな楽しみでもある。

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ちょっと贅沢な食材が揃うWaitroseやMark&Spencerのなどでは新しい味のチャレンジ、「オレンジ&チェリー」や「アップル&シナモン」、「ベルギーチョコ×トフィーファッジ」「チェリー × ベリー」なんてのも登場。

 

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イースターだけでなく3~4月のパーティーテーブルに添えると「らしさ」も出るし、パン作りが好きな方は、日本在住のイギリスやオーストラリアに縁のある方へのプレゼントにもとても喜ばれると思う。

そのままでちょっとしたおやつや、甘いものが食べたい朝の朝食代わりに。半分に切ってトーストしたものにアイスクリームを挟んだり、パンプディングとしてもおいしく思わずテンションが上がってしまう。

きっと太るんだろうな、と感の良い方には既におわかりかと思うが、とってもおいしいのでイギリスに来た際にはイースターの歴史に想いを馳せつつ、ぜひ一度食べてみてほしい。