硬水との戦い~Perpetual Battle with Hard Water #1

渡英してからというものとにかく肌の悩みが尽きない。着いたばかりの頃は、もともと丈夫だった肌に謎の湿疹ができ、カサカサとカユイし触ると痛いし最悪な状態だった。瞼の皮膚もただれて2重もどこかに行ってしまうほどに。

理由はおそらくわかっていた。日本との水の違い。

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イギリスの中でも特に硬水の地域に住んでいるので、水に含まれる石灰で肌も髪もパサパサ。シャンプー後の指どおりの悪さと言ったら泣けてくる。イギリスの中でも軟水地方のマンチェスター方面に行った際には同じシャンプー剤でもサラサラと柔らかい髪になったので、きっと水のせいだろう。これについては次回触れていきたいと思う。

さて、スキンケア。

とにかくこの湿疹を治めなければならない。ホームドクターに皮膚科の先生との面会を求めたが、イギリスのNHSという医療システムではおいそれとは専門家に会うことはできない。

ホームドクターを通して専門家のアポが取れるのは3週間を過ぎた頃がせいぜいと言ったところか。それまでは自分でなんとかするしかない。何度日本の医療制度を恨めしく思い、主人に八つ当たりしたか知れない。

それまでとにかく「水を使わない」スキンケアを徹底することにした。

まずクレンジングは敏感肌用で負担の少ない乳液タイプのものを使用し、くるくるとマッサージしたあと、水で塗らしたコットンで優しく拭き取る。

洗顔料は使わず水溶性クリーム「Aquous Cream」でマッサージし、軽く水で洗い流す。クリームがうっすらと残るくらいの濯ぎで十分。

 

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ホームドクターに教えてもらった、スーパーや薬局でも手に入る500g入り£2.5ほどのクリーム。ものすごくリーズナブルだけど洗い流すとクリームが水にするすると溶け、ヌルヌル感は一切なく、しっとり洗いあがる。ほんとうに驚き。

これだけでは毛穴の奥まで取り除くクレンジングにはならないので、週に一度肌に刺激の少ない米の成分からできているパウダー状スクラブで余分な角質を優しくおとす。

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Dermalogicaはこちらのエステでも使われているコスメで、肌に刺激が少なく安心。使用後は手で触ると肌がつるっとして角質がマイルドに除去されたのがわかる。£40くらいだが、長く持つのでコストパフォーマンスも良い。旅行にも小分けして持っていくのに軽くてすごく便利な洗顔料だ。

洗顔後。こちらでは日本で使っていたバシャバシャつけれる「保湿化粧水」というものがほとんど見当たらず、ほとんどが拭き取り化粧水。私は代わりにNeal’s yardのトナーを使用。オイルやクリームもこれなら大丈夫。とにかく湿疹と痛いのだけは何とかなった。

まだまだ私の硬水との戦いは続いている。

化粧品については、もちろん都会に行けば日本の製品も売られているし、帰国時に大量買いしたり、日本にいる家族に送ってもらう手もある。そうしている友人ももちろん多い。しかし私の場合、気軽に頼める母も既にいないし、何とかこの国のもので納得できる暮らしにせねばと自分なりに色々模索した。

 

もしもヨーロッパに来て、硬水の影響からの乾燥で肌がひどい状態になった方がいれば、何かのヒントになれば幸いだ。

 

<今日のひとコマ>

日本に住んでいた頃、なぜか「家で夕食何食べてるの?」と聞かれることが多かった。国際結婚なんて今は珍しくもなんともないが、当時は会う人会う人に聞かれた質問のひとつだ。

だからというわけでもないが、夕食を作るのが面倒な日のイギリス的ぐうたらメニューをちらっと紹介。

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「リンゴ&ハーブ入り」、「メープルシロップ&ベーコン入り」の2種のソーセージwith キャラメライズド オニオンと、マッシュドポテトに冷凍野菜、グレービーソースかけ。オーブンでできる何てことないメニューだが、こんなメニューでも主人は大喜び。