ほお張る幸せ~Almond Crumble Cake

先日、南アフリカ出身のご夫婦のBBQパーティーにおじゃました。

日差しはギラギラと暑いけれど、庭の傍にある森から時折吹く風が肌に気持ちよい午後。大人はパラソルの立てられたテーブルの席に着きビールやワイン、夏ならではのピムスを楽しみ、子どもたちは庭の奥にあるプールではしゃぎまわっている。

そこでいただいたのは、ご主人の故郷である南アフリカの秘伝のバーベキューソースを使ったお肉やハンバーガーをはじめとする料理の数々。中でも秘伝のBBQソースはちょっぴり甘辛く何種類かのスパイスを使っているのだろう、鼻から抜ける香りが何とも言えず絶品であった。聞くと祖父の代からのレシピなのだそう。

ん~!おいしいね、と思わず言ったのをきっかけに、ご主人と南アフリカの食材のこと、日本の寿司の不思議など話がずいぶんと弾んだ。食いしんぼうの食への探究心と言うのは、世界共通だなと夕方まで楽しく過ごさせていただいた。

それにしても。

人を笑顔にするレシピを、誰かのために残すってなんて素敵。それが次の世代にも受け継がれる家族の味ならなおさらだ。考えたら母は何ひとつ私に家のレシピというものを残してくれなかった。料理上手な人だったので今となってはちと恨めしい。

さてBBQに戻る。事前に何を持っていこうか?と尋ねたところデザートをお願い、とのことだったので私は食後のデザートを2種用意。レッドベルベットケーキにフレッシュクリームとフルーツを乗せたものと、アーモンドクランブルケーキ。

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両方とももう何度となく作っているケーキだが、どこでも必ずレシピを聞かれるか褒めていただけるのはアーモンドケーキ。

 

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驚くほど簡単でシンプルな材料で作れるのだけど、ふんわりブランデーが香り、アーモンドプードルが入っているので中はしっとりリッチ、表面のクランブルはサクっと香ばしい。

 

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簡単過ぎて、準備はすぐにできてしまう。焼く前はこんな感じ。

 

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焼き上がりは表面がカリカリ。

海外のケーキ特有の甘過ぎる感じは全くなく、お酒が入っているものの香り付け程度なので、子どもたちも毎回くるりと目を回して幸せそうに食べてくれるケーキだ。

焼きたてよりも翌日のほうがしっとりなじんでおいしくなるので、前日作っておけばこうした持ち寄りパーティーやプレゼントには大助かり。それでなくとも当日は何着ていこう、なんてバタバタしてしまうから。そんな機会があればぜひ試してみてもらいたい。

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レシピは数年前に、手書きでノートに書き写しておいたもの。なのでどなたのレシピかは記憶の彼方だが、おいしいものは誰かと分かち合いたい。その方にも素敵なレシピをありがとう、と感謝を申し上げたい。

おいしいもので人は笑顔になる。その笑顔を見るのも幸せ。

 

Almond Crumble Cake(アーモンドクランブルケーキ)

20cm 程度のスクエア型(9人分)

―ケーキ生地―

無塩バター:100g (常温に戻しておく)

卵:3個(常温)

グラニュー糖:150g

ブランデー:大さじ1

生クリーム:70g

薄力粉(またはSelf-Raising Flour):90g( 薄力粉の場合は小さじ1のベーキングパウダーを加える)

アーモンドプードル:60g

クランブル

無塩バター:40g(冷やしておく)

ブラウンシュガー:40g

アーモンドプードル:40g

薄力粉:40g

 

作り方:

  1. オーブンを170℃に温めておく。クランブル用の冷やしたバターをサイコロ状にカットする。
  2. 1のサイコロバターとクランブルの材料全てをボールに入れ、ポロポロのクランブル状になるまで混ぜ、冷蔵庫で冷やしておく。
  3. ケーキ生地作り。粉とアーモンドプードルを合わせてふるっておく。
  4. 柔らかくしたバターを白っぽくなるまで混ぜ、グラニュー糖を3回ほどに分けてフワフワになるまでしっかり混ぜる。
  5. 分離しないように常温の卵を1個づつ割り入れ、そのつどよく混ぜる。さらに生クリームとブランデーも加えて混ぜる。
  6. 粉類を一気に加え、ヘラで切るように混ぜる。
  7. お好きな型に流し入れて、その上に冷蔵庫に入れておいたクランブルを散らし、170℃のオーブンで45~50分焼いてでき上がり。

※ブランデーは、もちろんお菓子用のでもいいのだけど、少しお高めのものを使うとやはり香りの広がり方が違うので念の為。

※使用したケーキ型は角型20cm程で高さが4cmくらい。小さめの型に入れる場合は焼き時間を長くするなど調節してみて。