The Cobaltest Blue ~ サンタ・フェの青い空

“Pretty World” by Sergio Mendes & Brazil ’66

 

 

ニューメキシコ州サンタ・フェは私が最も好きな町のひとつ。訪れるたびに思うのが「なぜこの町の空はここまでコバルトブルーなのか」。

全米多くの町を旅してきたが、一瞬2次元に入り込んでしまったのではないかと思うほどに絵画のような美しさで、気が付くと空を見上げている。一日の終わりに首が痛いなと思うのはおそらくこれが原因だ。

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ネイティブ・アメリカンの伝説が多く残るニューメキシコ。彼等が「地球を包む美しき青空」を象徴し聖なる神の石として珍重してきたターコイズ、ジュエリーや窓枠のペイントなどに使われているのを見かけるが、ここを訪れたら実際の空の色も忘れずに眺めてほしい。

どこまでも青の美しい町なのだ。

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サンタ・フェのキャニオン・ロードは長さ1.5kmの1本道に200以上のギャラリーやアート・スタジオが軒を連ねアートの聖地としても知られるが、その道を歩きながら両手でフレームをかたどりその中に空と家々を収めてみると、美しい絵画の完成だ。

散歩をしながら自然の芸術を楽しめるのもこの町が誇る特徴のひとつ。

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ここに載せた写真はすべて、別の日に撮影したものだ。朝を選んでいることもあるが、遠く宇宙まで突き抜けるような青は奥深く、無限、永遠を感じさせる。

乾いた風を受けて空を眺め立ち尽くしていると、その壮大さに目眩すら覚える。

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ここに暮らす人々はきっと、毎日朝が訪れるのを楽しみにしていることだろう。カーテンを開いて、真っ先に目に入る青空はその日一日の完璧なスターターになるはずだ。

サンタ・フェの青空は、世界一のコバルトブルー。The cobaltest blueである。

 

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