田舎のアフタヌーンティー~Tea Room in Lavenham

ママ友付き合いが苦手だった私。

だから日本で子どもが幼稚園に通っていたときは、グループでのランチ会というものに毎回腰が引けてしょうがなかった。通う学校にもよるのか、グループ化した奥様方は特に声が大きくダイレクトに思いついた疑問を口にする。

ところが今では、いつのまに習得したのか私はそういった方をサラリと上手にかわすことができるし、子どもの有り無しや年齢関係なく、依存や束縛もなくお互いの立場を尊重しあえる少人数との付き合いができるようになった。年齢を重ねていろんな経験をし、楽になったことのひとつだが、そう思うと年を取るのも悪くない。

そんなだから、お茶や食事もグループで賑やかにするよりも、どちらかと言うとゆっくり話し込める2人か、少人数での時間が落ち着く。今日はおしゃれな彼女と可愛いお店へ。

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おしゃべりしながらブラブラと街を散策。アンティークショップを覗いたり庭先の花に足を止めたりして、到着したお気に入りのティールーム。

 

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ランチ代わりのアフタヌーンティーは、ロンドンのティールームにあるそれとは比べ物にならないほどリーズナブルでボリューミー。

下からきゅうりとクリームチーズ、サーモン、ハムの3種のサンドイッチ。2段目はチェリーとアップルシナモンのスコーン2種。一番上は旬のイチゴを使ったイートンメスとウォルナッツコーヒーケーキ、カップケーキの3種。ここのサンドイッチはパンがしっとり、スコーンは特にチェリーが絶品であった。何より笑顔の素敵な婦人の接客が気持ちよい。

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室内インテリアにあるThree wise monkeys(3匹の賢い猿)は、「見ざる言わざる聞かざる」と日本でも言われるとおり、「余計なことは見ない、聞かない、むやみに人に言わない」の戒めの象徴。あえておしゃべりに花が咲くティールームという空間において、なかなか粋なオブジェを選んでいる。

このティールームのあるLavenham(ラベンハム)というヴィレッジは、チューダースタイルと呼ばれる木造建築の傾いた家が立ち並ぶことで知られ、日本ではキルティングジャケットの産地としても有名な場所だ。

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サフォークピンク、イエローと呼ばれるこの地方特有の壁色が可愛い家々。

 

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ヴィレッジ全体の景観を守るため、どの家や店舗も美しく手入れされている。

その中でもメインストリートから少しはずれた場所の、まるで魔法使いが住んでいるような屋敷がある。

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ハリー・ポッターの生家と言われる14世紀に作られた重厚なお屋敷は、絶賛売り出し中。現時点で£995,000(約1億4000万円)、6ベッドルームの不動産物件は果たしてどんな人が買うのかしらん。

お家の中が見られるサイトはこちら

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などと、たわいもない話をしてるともう5時が近い。

テラスではケーキや紅茶に添えられたシュガーポットの甘い香りに誘われて現れたWasps(蜂の一種)3匹の 襲撃によって結局室内に移動したのを除き、なんとも平和で穏やかな午後を過ごした。さて明日もがんばろっか、と英気を養う田舎のアフタヌーンティーであった。

Lavenham Blue Vintage Tea Rooms

 

 

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